私は家族と猫と暮らす、三十代女性の「ちよ」と申します。
仕事は医療機関の受付で、お給料は少なめ。
また分相応に、慎ましく楽しく暮らしています。
しかし、もし
千葉の宝くじ当選者が購入した売り場などに当って「10億円が当たったら?」
と考えると、それだけで楽しいもの。
当たらないだろうけど、いっちょ具体的にシミュレーションしたいと思います!
まず、絶対に貫きたいのが
「人に言わない、知られないようにすること」
です!
宝くじに当たった途端、見ず知らずの親戚が大勢、訪ねて来たとか。
寄付の依頼が殺到したとか、使い道で喧嘩して離婚したとか。
当たったばかりに人生が狂った話は、よく聞きます。
だから、絶対人には言わない。
例え親戚でも!!
出来れば、知っているのは自分だけに留めておきたいですが。
家族二人には、バレるだろうなあ……。
そして基本的な方向としては、
「借金を返して必要な出費をし、その残りは全部貯金。
あとは少しずつ、崩して使う」
でしょうか。
あ、あと
「家族三人、一千万円ずつお小遣い」
は欲しいかな。
好きに使うのは、それだけ。
しょっぱい話ですが、大金を手に入れる時は、その半分は税金で取られると聞いたことがあります。
だから、実質手に入るのは、5億円ですかね。
どちらにしても、ピンときませんが。
そのお金から、まずは先祖からの借金を返済します。
ご先祖や家族が頑張って返してくれて、残りは二千万円強らしいですが。
これをさっぱりさせたい。
次に、自宅のリフォーム。
築ウン十年の我が家を使いやすく、快適に。
死ぬまで暮らせるように、きちんと手入れします。
あとは我が家のお墓の、永代供養のお金も払って。
もう残りがいくらあるのか、ちゃんと把握してませんが。
あとは、細々と使いながら、質素に暮らしていきます。
もちろん豪遊せず、仕事も辞めません。
お金は念のため、複数の銀行に分けて預けます。
そして一部の現金は、我が家の敷地の中で保管。
地味でいい、平凡でいい。
普通に暮らしていける、それが充分贅沢だし、幸せなのです。
人と猫と一緒に。