捨ててスッキリした体験談

68歳男性 形見のフィルムカメラを思い切って手放しました

68歳の年金生活者です。

ライティングの仕事で小遣い稼ぎをしたり、趣味の写真撮影を楽しんだりしつつ、つましく暮らしています。

さて人には中々手放す事が出来ないものがいくつかあるものです。

私の場合は、その一つが父の形見のフィルムカメラです。

父は写真が趣味で当時の高級だったフィルム一眼レフの本体2台の他、多くの交換レンズを持って楽しんでいました。

もう17回忌も済ませましたが、父が残したそのフィルムカメラやレンズを形見としてもらって長く持っていましたが、2年前についに手放しました。

形見として引き継いだ当初は使用していましたが、時代はデジタルカメラの時代となり、私もデジタル一眼レフカメラを購入しました。

それ以来形見のフィルム一眼レフカメラを使う事は無くなってしまいました。

大きなカメラバッグに入れて保管し、半年か1年に1回は風を通して、レンズにカビが生えない様に注意し、大事に保管して来ました。

デジタル一眼レフカメラの交換レンズの本数が増えるに従い、フィルムカメラの保管スペースが邪魔になり、使わないのに保管だけしている事が無駄に感じ始めました。

形見ではあるけれど、思い切ってすべてを中古カメラの買取を行っているカメラ店で買取ってもらい、手放しました。

当時は非常に高価なカメラでしたが、需要が少なく、買取額は大した額ではありませんでした。

それでも新しい交換レンズを購入できる足しにはなる額でした。

父の形見のカメラが、この交換レンズに変わったのだと自分に言い聞かせ、愛用し続けています。

そのまま大事に持っているより、写真が大好きだった父なら、私が形見を手放して、それで頻繁に利用する交換レンズを購入して愛用している事を理解してくれると思っています。

歴史ある老舗企業も、その精神や理念を守りつつ、時代に合わせて新しく生まれ変わり続けているものです。

私の場合も、父が愛した写真撮影・古寺散策での写真撮影を受け継ぎ、その撮影道具を時代に合わせて変化させるため、古いフィルムカメラを手放したのです。

むしろ手放していつも使う交換レンズに姿を替えた事で、撮影時にはより父の事を思い出すようになりました。

ある意味手放してスッキリした様に感じています。